2012年5月8日火曜日

経営:なぜ、どうする

会社業績は、企業体質に大きく依存するようです。企業を取り巻く環境によることもありますが、企業体質は、トップの考え方・取り組み方・それに対する周囲の対応の仕方によって、おおかた創られるようです。それは長い年月の間に固着化していきます。プラスの体質もあれば、負の体質もあります。

 会社経営で次のような経験はありませんか
 ①取引先に見積もりを出した後、主観確率50%で受注を待ったこと。
 ②その後の問い合わせで「検討中」との返事を貰い、何カ月も待ったこと。
 ③当社商品・技術は優秀だとして、発注者に品質の押し売りをしたこと。
 ④起死回生の一打と思って、解答から遠い「イベント」投資したこと。
 ⑤「素晴らしい」と直感で判断して、その「素晴らしさ」の証拠を集めずに投資したこと。
 ⑥⑤一芸に秀でた部下に任せきりで、プロジェクトを失敗させたこと。
 ⑦教育が仕事と勘違いして、売上につながる仕事をしない管理職を黙認し続けたこと。
 ⑧最上位の人が、会議の進行役をしない。

 これらの症状は、企業に時間の浪費をもたらします。時間は労務費そのものです。業績低下は必然です。
 世間の景気がよくて、需要が目いっぱいあれば顕在化はしませんが、反対の局面では、顕在化し会社は左前になっていきます。失敗も勉強の内という考えは、余裕のある大企業の科白です。
我々には、許容されないでしょう。会社は時間をかければ、体質改善できると考えています。それが自力であっても、他力であっても。
経営:なぜ、どうする:内川貞雄税理士事務所

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